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賃貸マンションの入居率を左右する事柄

賃貸マンションは頑丈な鉄筋コンクリート造りなので耐久性が高く、築年数が長い物件でも家賃が大幅に下落しにくい特徴があります。賃貸マンションの家賃は建物の状態よりも周囲の環境の変化で左右されるのが普通です。もっとも大きな要因として近隣の施設の有無があります。商業施設や病院など、快適な暮らしに不可欠な施設ができると近隣一帯の地価が上がり、それに伴って賃貸物件の家賃も高額化します。賃貸マンションも例外ではなく、近所にスーパーや病院が建ったことで家賃が上がることは珍しくありません。また、交通の便も賃貸マンションの家賃に影響します。道路が拡張されたり乗り合いバスの路線が通るなどの要因で利便性が増すと家賃が上がります。家賃の変化は入居率に多大な影響をもたらすので、快適に暮らせるからと言って必ずしも入居率が上がるとは限りません。むしろ、どんなに便利な物件でも家賃が高いために部屋がなかなか埋まらないことがあります。賃貸物件の入居率は様々な要因が複雑に絡み合って決まるものなので、状況の改善を図るのは容易ではないことを理解しなければいけません。

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